新いちょう大学校とは
「年をとっても勉強しよう」「異世代間のコミュニケーションの深化」をモットーに、大阪市教育委員会が主催となって20年続いた『いちょう大学』の廃校に伴い、その理念を継承、更に進化させて2014年に講師陣によりNPO法人として新発足しました。
他の生涯教育活動グループと異なり少人数制の落ち着いた雰囲気で、『いちょう大学』でも関心の高かった4コース(音楽・芸能・文学・歴史郷土史)に2015年からは「国際理解」コースを加え、全5コースで年間通じて講座やシンポジューム、コンサート等を開催しました。
2017年度より、学習セクターと文化・芸術セクターが新設されました。学習セクターでは、「英語を学ぶ」、「英会話」、「伝統芸能と大阪」、「音楽の魅力」、「大阪の近代文学」「日本の歴史と大阪」、「国際社会への理解」の7コースに加え、合同講義とシンポジュームが、また、文化・芸術セクターでは「オペラ・音楽鑑賞会」、「国際文化研究会」、「伝統芸能鑑賞会」が開催されています。
講師陣は、大学教師として認められた講師のみならず、一線で活躍するプロの音楽家や現場で日々研究や業務にあたっている専門家が、さまざまな視点・観点から講義・生演奏も披露することにより、受講生の皆さまの知的関心度を高めます。
会場は、OCAT(大阪シティエアターミナル)4F にある大阪市立難波市民学習センター。JR、地下鉄、私鉄各線から徒歩5分以内に位置し、大変素晴らしい立地となっています。
なにかを始めるのに最適の季節、知的好奇心あふれる「学び」の生活をぜひともにはじめましょう。***************************************************** ご 挨 拶
「新いちょう大学校」第11期受講生募集にあたって
第11期・新いちょう大学校受講生を大募集いたします!今年は阪神タイガース岡田監督の「アレ」が流行語となりましたが、年を重ねれば毎日が「アレ」の連続ですよね。「アレどこやった?」「アレって何?」「ほらアレやがな」「アレではわからへん」「何やったかなぁ…アレ?」というように…。そんなとぼけた会話をしつつも、人生で大切な「アレ」を見つけ、それに向かって進みませんか?岡田監督にとっての「アレ」は「優勝」でしたが、私達にとっての「アレ」は「生き甲斐」であると言っても良いでしょう。江戸時代に、杉田玄白と前野良沢という2人の医者が、オランダ語で書かれた医学書『ターヘル・アナトミア』の翻訳をしました。始めた時には2人ともほとんどオランダ語は解りませんでした。その時、玄白は「人体図は西洋人も日本人も多分同じだろうから、その図に示された矢印のページから取りかかろう。まずは鼻から」と、提案したと言います。良沢は「オランダ語とは言いながらも人間が書いたものだ。思えば私も同じ人間なんだから、何とかなるに違いない」と、考えたと言います。玄白は当時40歳。良沢はもう50歳になろうとしていました。今なら80歳ぐらいではないでしょうか?玄白の言葉でこういうのがあります。「昨日の非は後悔すべからず。明日、これを念慮すべし」。人生に「遅い」という事はありません。「明日」を「念慮」しませんか?新いちょう大学で、皆さんの「アレ」を見つけようではないですか。
NPO法人 新いちょう大学校 学長 旭堂 南海
■学習セクターと文化・芸術セクター
学習セクターは「英語を学ぶ」「英会話」「伝統芸能と大阪」「音楽の魅力」「大阪の近代文学」「日本の歴史と大阪」「国際社会への理解」から1コース20回選択して(複数可)、合同講義7コマ、シンポジューム2コマ、年間計29回受講。文化・芸術セクターでは、オペラ・音楽鑑賞会、国際文化研究会、伝統芸能鑑賞会を開催しています。
■魅力的な講師陣
大学教授や講師、一線で活躍中のプロなど経験豊富な講師陣が講義および実演します。「音楽の魅力コース」では目の前で生演奏も披露いたします。
■落ち着いた雰囲気と恵まれた環境
各コース20~50名(コースによって異なる)。当番制による教室運営、受講生同士のつながりや交流も深めます。徒歩数分圏内にJR、地下鉄、私鉄、バス停があり、アクセスが抜群に良い環境です。
■幅広い年齢層のかたに・・・
原則平日の月・火曜日に開催されますが、1コマや希望コマだけの聴講も可能です。学生さんや社会人の方の受講もお待ちしております。